「智美塾」はテストアーキテクチャの研究グループです。
テストアーキテクチャとは、テストの全体像を設計するために必要となる考え方です。例えば皆さんはたくさんのテストケースを、テストレベル(単体テストや結合テスト、システムテストなど)やテストタイプ(負荷テストや構成テスト、セキュリティテストなど)に分けて整理していると思います。
そうしたテストレベルやテストタイプをどのように切り分けて整理してたくさんのテストケースを扱いやすくするのか、それらの構造はどう設計すればよいのか、そのための記法にはどういった性質が求められるのか、などを、テストアーキテクチャ設計の技術として議論していきます。
テストアーキテクチャ設計について馴染みが無い方は、テスト設計コンテストのチュートリアル資料などを読んでみてください。
現在は、テストアーキテクチャをUTP2(UML TestingProfile 2.0)でどう記述するか、について議論しています。
InSTA2018およびInSTA2019で発表を行っていますので参照してください。
深い議論をしたい方々のご参加をお待ちしております。
智美塾は、産官学を問わず、テストエキスパートや研究者が集まり、各々の先進的テスト開発方法を開示&共有し、議論を重ねながら研鑽しあう場です。
同値分割、境界値分析、制御パステスト、状態遷移テスト等々、テストには様々な技術があります。
また、技術を習得するための書籍もセミナーも充実しつつあります。
しかし現場で、実際にテストを行っている人たちに聞いてみると、
「どのようにテスト技術を駆使すればよいのか分からない」
「どのように品質を保証していけばよいのか分からない」
「どのようにノウハウを蓄積していけばよいのか分からない」
「そもそも言葉さえ通じない」
という声が聞こえてきます。これでは高品質の実現はできません。
来たれ、智美塾へ!
ここでは、テスト技術やノウハウを駆使し品質を保証するための“テスト開発方法論”の構築を目指し、「技術」に特化したテーマを取り扱います。
智美塾は、先生がいて、生徒がいるという「学習塾」とは違います。すべての、参加者が時に苛烈な議論を行い、知力の極限まで使い果たし、まだ見ぬテスト開発方法論という高みを自らが目指す「全員参加型の塾」です。
受身で、話を聞くだけといった方や、高みからコメントを述べるだけの評論家は智美塾には要りません。
熱心な方々の積極的なご参加をお待ちしています。
塾長