HOME > 活動報告 > 国際調査活動 > ICST 2015 参加レポート

国際調査活動
 ICST 2015 参加レポート


報告者 / 辰巳 敬三 (NPO ASTER)

はじめに

ソフトウェアテストの国際会議 ICST 2015 (8th IEEE International Conference on Software Testing, Verification and Validation)、及び併設のワークショップにASTERの国際調査活動メンバーの一員として参加しましたので状況を報告します。また、今回は昨年決定したICST 2017の日本での開催について関係者とface to faceのミーティングをもつことも大きな目的でしたので、その様子も紹介します。

ICST 2015の概要

ICSTそのものの概要はICST 2012参加レポートを参照してください。
( https://aster.or.jp/activities/investigation/icst2012.html )
今回は欧州開催の年ということで、オーストリアのグラーツ(Graz)で2015年4月13日~17日に開催されました。運営委員長はグラーツ工科大学(TU Graz: Graz University of Technology)のFranz Wotawa教授が務められました。

開催地の概要

写真/街のシンボルの時計塔
[写真1] 街のシンボルの時計塔
写真/時計塔のある城山から見た街並み
[写真2] 時計塔のある城山から見た街並み

グラーツは、ウィーンにつぐ第2の都市(人口は約25万人)でシュタイアーマルク州の州都です。ウィーンからは約200km南西に位置し、飛行機で35分、鉄道(Sバーン、S-Bahn)で2時間半です。
街の中心部は世界遺産に登録されており、グラーツという名前も古代ローマ帝国の時代に設けられた砦(スラブ語で「グラデツ」)からきているそうです。一昨年のICST開催地のルクセンブルクの城砦と同様の歴史が感じられ、新旧がうまく調和したコンパクトで快適な街でした。
グラーツは、1586年にグラーツ大学が創設され、現在は工科大学、医科大学、芸術大学、教育大学等あわせて4万人以上の大学生が学ぶヨーロッパ有数の大学都市という顔もあります。産業では自動車関係が盛んで郊外には大規模な自動車部品工場が軒を連ねているそうです。今回のICSTのスポンサー企業のAVLもパワートレイン開発など自動車関係の企業であり、AVLの技術者が論文発表をしていました。ソフトウェア関係では、最近海外のネット情報でよく見かけるテスト自動化ツールRanorexの本社がグラーツにあります。ICST併設のワークショップTAIC PARTではRanorexの技術者による基調講演がありました。

参加費用

参加費は以下のとおりでした(参加費用には昼食、Welcome Reception、Banquet Dinnerも含まれています)。

  本会議 ワークショップ
IEEE 会員 700 Euro(早割:580) 175 Euro(早割:150)
IEEE 非会員 880 Euro(早割:730) 220 Euro(早割:190)
写真/ICST 2015 参加者キット
[写真3] ICST 2015 参加者キット

本会議参加費の730Euro(非会員早割)は日本円で約97,000円です。これまでのICSTの参加費の推移は、2012年モントリオール:約74,000円(CA$800)、2013年ルクセンブルク:約86,000円(665Euro)、2014年クリーブランド:約91,000円(US$869)となっており年々参加費が上昇しているように思われます(当時の為替レートで算出)。運営費用面の厳しさがあるのかもしれません。
また、参加者キットもグラーツ工科大学のロゴの入った簡易トートバッグ、ボールペン、ノート、プログラム冊子、リフレッシュメント菓子といった簡素なものになっており、缶バッジだけがICST 2015固有のものでした。昨年も同様の傾向でしたので余計なところは切り詰めようということでしょう。

開催期間・規模

本会議が4月14日~16日の3日間、併設ワークショップ(6件)が本会議前後の4月13日と17日の2日間に分けて開催されました。日本から提案して採択されたInSTA(テストアーキテクチャ)ワークショップも4月13日に開催されました。また、これまでのICSTにはなかったのですが、オーストリアのSoftnetという団体が運営するシンポジウムASQTが4月16日、17日に本会議に併設の形で開催されました。
参加登録者はワークショップのみの参加者も含めて約250名(40ヶ国)でした。筆者が参加したICST 2012以降の参加登録者数の推移は、2012年モントリオール:250名(27ヶ国)、2013年ルクセンブルグ:289名(40ヶ国)、2014年クリーブランド:本会議-150名/WS-145名(重複参加数不明)となっており、欧州開催の方が参加者は多い傾向があるようです。

論文採択状況

本会議はメインのResearch Track(Technical Paper)と、2013年から開始されたTesting Tools Track(テストツールの発表とデモ)、Testing in Practice(従来のIndustry Practice)で構成されています。ICSTのメインであるResearch Trackには、34ヶ国の著者から129本の論文投稿があり、論文1本につき3人以上のレビューを経て32本が採択されています(採択率24.8%)。
各Trackの論文採択状況は以下のとおりです。

[Main Track (Research Track)]
  • 論文: 投稿数 129本、採択数 32本(採択率 24.8%)
  • 国別の著者数(複数人の場合は人数割の本数):
    Austria-0.17, Brazil-0.25, Canada-3.33, Chaina-0.83, Denmark-1.2, Finland-1.33, France-2.71, Germany-1, Hungary-1, India-0.25, Italy-3, Japan-1.83, Luxembourg-2.29, Singapore-0.6, Sweden-3.05, US-9.15
[Testing Tools Track]
  • 論文: 投稿数 24本、採択数 9本(採択率 37.5%)
  • 国別の著者数(複数人の場合は人数割の本数):
    Austria-1, Brazil-1, Canada-1, France-0.93, Germany-1.36, Hungary-1, Italy-0.46, Japan-1, Netherlands-0.25, US-1
[Testing in Practice]
  • 論文:投稿数 27本、採択数 12本(採択率 44.4%)
  • 国別の著者数(複数人の場合は人数割の本数):
    Austria-4, Brazil-1, Italy-1, Japan-1, Norway-1, Switzerland-2, Turkey-1, US-1

本会議の論文で日本人著者が関係するものが5本(Main Track-3本, Testing Tools-1本、Testing in Practice-1本)あったことは大変うれしいことでした。また、Testing ToolsとTesting in Practiceの論文はいずれも早稲田大学大学院の修士課程の学生の発表であり、若い人が国際会議に挑戦してくれたことを頼もしく思いました。

日本からの参加状況

日本人参加者はこれまでのICSTで最も多い16名(うち、ワークショップのみ参加4名)でした。これは、日本提案のInSTAワークショップの開催と発表、本会議での論文採択数の増加などによるもので、日本が関係している論文発表は前述の本会議-5本とワークショップ-5本(InSTA-4, TAIC PART-1)でした。ICST 2012では日本人参加者が4名(内、ASTERから3名)、発表0という状況でしたが、年々日本からの論文投稿や参加者が増加傾向にあることはASTERの活動の成果と言えると思います。

その他

今回のICSTでは新しいセションとして、テストによるバグ検出数を競うBug Bash、テストツールのデモTool Demoが新たに設けられていました。単に論文の発表を聞くだけでなく、手を動かしたり、実際のツールに触れたりすることで、よりカンファレンスを楽しく興味深いものにしようという運営の意図を感じました。

本会議

基調講演

本会議では各日とも基調講演から開始されました。

[1日目]
"Achievements, open problems and challenges for search based software testing" ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London (UCL)) Mark Harman教授
[2日目]
"Perspectives on White-Box Testing: Coverage, Concurrency, and Concolic Execution" ウィーン工科大学 Helmut Veith教授
[3日目]
"Testing in a large service based architecture, from unit testing to acceptance testing" Twitter社ソフトウェア技術者 Nick Green氏
写真/初日のHarman教授の基調講演
[写真4] 初日のHarman教授の基調講演

大きなテスト技術分野に発展したSearch Based Software Testing(SBST)、ホワイトボックステスト分野の新しいアプローチ、産業界の旬な実システム(Twitter)のテストというように異なった側面からテスト技術を考えさせる3日間の基調講演の構成がよかったと思います。
この中から、筆者が2012年のICSTでセションを聴講して興味を深めた分野であるHarman教授の基調講演の概要を紹介します。
SBSTはSearch Based Software Engineering (SBSE)の一分野です。ただ、一分野と言っても大きな領域を占めており、歴史的にもSBSEの最初の論文はSBSTのものです。名称から分かるようにサーチ手法を使ってテストにおける課題を解決する技術です。サーチ手法としては、Hill climbing、Simulated annealing、遺伝的アルゴリズム、Tabu search、Greedy algorithm などが用いられます。
サーチ手法を用いた手法は以前から発表されていましたが、2001年にHarman教授らがSBSEの名称を付けて体系化しました。今回の基調講演では、サーチ手法を用いたテスト技術の歴史を1800年代のAda Loverace、1949年のTuring、1960年代の論文に遡って系譜が解説されました。そして、現在の適用分野が構造テスト、インテグレーション、組み合わせテスト、プロダクトライン、リグレッションテストなど多岐に渡っていることが紹介されました。次に、今後の課題として以下の3つがあげられました。

  1. Search Based Energy Testing (SBET)
    非機能要件に関するSBSTの中で研究が少ないエネルギー消費に関する分野
  2. Search Based Test Strategy Identification (SBTSI)
    特定の入力を見つける技術から入力を見つける戦略を見つける技術への拡張
  3. Multi-objective Search Based Testing (MoSBaT)
    複数の目的を満足するテストの生成

そして、最後に "Isn't testing all about searching?" (テストって結局は検索することじゃないの?) というフレーズで講演が締めくくられました。

セション

今回のICSTでは合計53件の発表が15のセションに分けて行われました(Research-32件/10セション、Testing Tools-9件/2セション、Testing in Practice-12件/3セション)。

[Research Track]
写真/Research Trackでの産総研・山田氏(現インスブルック大)の発表
[写真5] Research Trackでの産総研・山田氏(現インスブルック大)の発表
写真/Testing Tools Trackでの早稲田大修士課程・芳澤氏の発表
[写真6] Testing Tools Trackでの早稲田大修士課程・芳澤氏の発表
写真/Testing in Practiceでの早稲田大修士課程・野口氏の発表
[写真7] Testing in Practiceでの早稲田大修士課程・野口氏の発表

セションの分類としては9つありましたが、その中でこれまでのICSTにはなかった分類のものがいくつか見られました。例えば、"model checking and SAT solving"や"symbolic execution"です。これらの技術のテストへの適用の研究が増加傾向にあるのかもしれません。特にsymbolic executionは昔からある技術でしたが、concolic testingが話題になって改めて研究に取り組む人が増えたのではないでしょうか。
Research Trackでは日本人の関係する発表が、北陸先端科学技術大学院大学(発表者:Zhang氏)、産業技術総合研究所(発表者:山田氏(現在はインスブルック大学))、米国富士通研究所/UCB(発表者:吉田氏)の3件ありました。

[Testing Tools Track]

9つのツールの発表がありました。また、発表のセションだけでなくTool Demoのセションが別に設けられ、実際にツールのデモンストレーションが行われました。
日本から早稲田大学大学院情報理工学科(発表者:芳澤氏(修士課程学生))の発表がありました。

[Testing in Practice]

12件の発表がありました。このTrackの趣旨は「実務家と研究者の議論」にありソフトウェア工学の実践に関する投稿が期待されていたことから、企業人からの発表が大半でした。
日本から早稲田大学大学院情報理工学科とSHIFT社の共同研究テーマの発表がありました(発表者:野口氏(修士課程学生))。

世界の仲間との交流・ソーシャルイベント

写真/昼食、コーヒーブレーク、Welcome Receptionの会場
[写真8] 昼食、コーヒーブレーク、Welcome Receptionの会場
写真/Banquet Dinner会場
[写真9] Banquet Dinner会場
写真/Banquetのテーブル
[写真10] Banquetのテーブル

開催期間中のコーヒーブレーク、ビュッフェ形式の昼食、及び初日夕方のWelcome ReceptionはICST開催会場Congress Grazの同じフロアーのスペースで行われました。他の国の参加者と同じテーブルを囲んで食事をしたり、顔見知りになった人とコーヒーを飲みながら立ち話をしたりして交流を深めることができました。
本会議2日目の夜はBanquet Dinner(晩餐会)です。毎年、ICSTの主催元は参加者をもてなそうと、Banquet会場の選定や余興に趣向を凝らしています。今回の会場はAlte Universität (英語ではOld University)という名のとおり1586年設立の大学だった場所が元になっている施設で、写真で分かるように正にヨーロッパの歴史的建物という感じの部屋でした。この雰囲気の中でフルコースの食事をより一層おいしくいただくことができました。余興は、オーストリアのマジシャンによるマジックショーで、途中からは各テーブルを回ってマジックを披露してくれました。一昨年のルクセンブルク開催のときも晩餐会の余興はマジックショーだったので、ヨーロッパの人はマジックが好きなのかもしれません(笑)。また、晩餐会の中で、最優秀論文、最優秀ツール論文、最優秀発表、及び新設の最優秀レビュワーの表彰が行われました。このような国際会議の論文のレビューには大変な労力が必要ですし、会議の質を高める、ひいては研究コミュニティのレベルを高めるためにとても大切な役割を果たしていると思います。そういう意味でこのようにレビュワーを表彰するのはよいことだと思いました。

ワークショップ

本会議の前後の日に6つのワークショップが開催されました。日本から提案したソフトウェアテスト・アーキテクチャ・ワークショップInSTAは運営委員長を西先生(電通大)、副委員長を増田氏(日本IBM)と吉澤氏(NEC)が務められました。InSTAの状況は別のASTERイベント報告レポートを参照してください(*1)。以下では私が参加した組み合わせテストワークショップIWCTの状況を報告します。

(*1) InSTA2015 Program / Presentation Download:
 https://aster.or.jp/workshops/insta2015/program.html

組み合わせテストワークショップ(IWCT 2015)(*2)

写真/IWCT 2015 会場
[写真11] IWCT 2015 会場

2012年のICSTから併設された組み合わせテストワークショップ(IWCT)は今回で4回目になりますが、毎回、併設ワークショップの中でも参加者数が多く人気のあるワークショップとなっています。これは、理論面だけでなく現場での適用の関心の高さが背景にあると思われます。
このような背景から、論文投稿の数も多くなっています。今回は、14ヶ国の著者から29本の論文投稿があり、論文1本につき3人~4人のレビューを経て15本が採択されました(採択率52%)。日本からも2件の論文投稿があったそうですが残念ながら採択されませんでした。採択論文の国別の著者数(複数人の場合は人数割の本数)はつぎのとおりです。

Austria-2, China-1, Germany-1, Israel-1, Italy-1, Luxembourg-1, Mexico-0.25, Turkey-1, USA-6.75

今回は発表が15件と多くなったため2日間かけて開催することも検討されたようですが最終的にはLanguage and process(3件)、Applications(4件)、Finding faults and dealing with constraints(3件)、Test generation(5件)の4つのカテゴリに分けて1日に収められていました。論文の内容としては、組み合わせ論理に関するものは少なくなり(3件)、セキュリティやプロダクトラインの分野のテストや非機能テストへの適用など、より実践的な内容のものが多くなったと思います。日本では組み合わせテストというと未だに直交表や組み合わせ論理に注目されることが多く、適用分野やうまい適用方法などの議論が少ないのが残念です。

写真/IWCTワークショップ懇親会
[写真12] IWCTワークショップ懇親会

ワークショップ終了後は、毎回恒例になっている懇親会(IBMさんがスポンサー)が開催されました。場所はグラーツ旧市街の Glöckl Bräu(グレックル・ブロイ)という地ビールのレストランです。オーストリア料理を食べながらワークショップ参加者との会話を楽しみました。

(*2) IWCT2015 4th International Workshop on Combinatorial Testing:
 http://iwct2015.unibg.it/

ICSTの日本での開催

写真/ICST 2017 Tokyo の紹介
[写真13] ICST 2017 Tokyo の紹介

ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)では2012年のICSTから国際調査活動の一環でメンバーの派遣を開始しました(メンバーは電通大・西先生、NEC・吉澤氏、辰巳の3名)。参加後、日本のテスト技術向上、認知度向上のためにICSTを日本で開催できるようにしたいという想いが生まれ、2013年の始めから招致提案の準備を開始しました。その後、2014年4月に正式にプロポーザルを行い、ICSTステアリング委員会(SC)で2017年の東京開催が承認されました。今回のICST 2015では東京開催をアナウンスするとともにWebサイトをお披露目しました(*3)
以下に簡単にこれまでの経過と運営体制を紹介します。

[招致活動の経過]
2013年2月:
ICST日本招致委員会を結成(宮崎大・片山先生、電通大・西先生、NEC・吉澤氏、辰巳)
2013年3月:
提案資料ドラフト版を作成しICST 2013開催中に当時のICST SC委員長のBenoit Baudry氏に相談
2013年5月-8月:
提案資料を送付、新SC委員長のLuxembourg大学のLionel Briand教授のレビューを受け内容をリファイン、2017年開催を目指す
2014年3月:
運営メンバーは開催国に偏らないこと、委員長は相応の研究実績が必要などの条件があるため、共同運営委員長としてMaryland大学のAtif Memon教授に就任を依頼。ICST 2014開催中にMemon教授と日本メンバーで資料を改訂して正式にICST 2017東京開催をSC委員会に提案
2014年4月:
新SC委員長のSheffield大学のGordon Fraser講師から2017年の東京開催の承認の連絡を受ける
2015年4月:
ICST 2015 オープンSCセッションで2017年の東京開催の内容を西先生が発表、ICST 2017 Webサイトを公開
[ICST 2017 Tokyoの運営体制]
写真/ICST 2017 Tokyo 運営委員
[写真14] ICST 2017 Tokyo 運営委員
共同運営委員長(Co-General Chairs)
Dr. Atif Memon, University of Maryland, USA
Dr. Yasuharu Nishi, University of Electro-Communications Tokyo, Japan
共同プログラム委員長(Co-Program Chairs)
Dr. Ina Schieferdecker, Fraunhofer FOKUS, Germany
Dr. Hironori Washizaki, Waseda University, Japan

(*3) ICST2017(2017年に日本で開催されるICST2017の公式サイト):
 https://aster.or.jp/conference/icst2017/index.html

おわりに

今回のICST参加は単にセションを聴講するだけではなく、ステアリングコミッティのミーティングに出席したり、ICST 2017 Tokyoの委員長との初めてのface to faceミーティングをしたりして国際会議運営の一端に触れる貴重な経験ができました。
ICST 2012に参加したときに日本からの参加者が少なく危機感を抱いたこと、ICST 2013の参加レポートで「将来このような国際会議を日本で開催できるようになるために海外の人たちとの交流を広げていければと思います」と書いた時のことを思うと、2017年に東京でICSTを開催できるようになったのは夢のようです。東京開催に向けて関係者の方々と協力して準備作業を進め是非成功させたいと思います。

来年のICST 2016は2016年春(日程未定)に米国のシカゴで開催されます(http://www.cs.uic.edu/~icst2016/)。翌年の東京開催の前哨戦としてみなさん、是非、論文応募、参加をご検討ください。

[ページトップへ]