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2010年11月25日(木)~26日(金) 於 熊本市国際交流会館
初日は安部田章氏によるチュートリアル「直交表実践トレーニング 直交表の作り方と使い方」が開催された。昨年の直交表ツール作成演習に続き、今回は直交表作成およびテスト項目の割り付けなどの使い方について、
解説と演習が行われた。スライドだけでなく、ホワイトボードを用いた解説は分かりやすく効果的だったと思う。演習の最中にも参加者が質問が寄せられるほど、参加者も熱心に取り組んでいた。
翌日は基調講演・ポスター発表・ワークショップと、それぞれ形態の異なるセッションの3本立てというプログラム構成が面白かった。
青山徹氏による基調講演「車の安全に貢献する動画像認識ソフトウェアの開発とその評価~動画像認識プロセッサ IMAPCARの応用~」は、車の安全技術の中で適用が急拡大している動画像認識について、
ソフトウェア開発とその評価に関する解説があった。車載ソフトであるがゆえの難しさ、検知に関する検証や評価の難しさを感じるとともに、その工夫から気づきを得られたことをありがたく思う。
ポスター発表は朝から拝見できるようになっており、基調講演の後には壇上でのプレゼンテーションも行われた。発表者については大学関係者の方が目立った。
プレゼンテーションを行った学生の方が「逆に有益な情報をいただきたいので、有識者の方々とお話させてください」と語ったことが印象的で、このシンポジウムが学生と社会の接点、産と学の接点となっていることを強く感じた。
お昼を挟んで午後からはワークショップ「TestLinkでテスト管理を体験しよう!」が行われた。講師はTef(ソフトウェアテスト技術者交流会)TestLink日本語化部会の川西俊之氏、坂静香氏である。参加者はノートPCを持参、インストール、プロジェクト作成、管理まで一連のプロセスを体験することができた。まさに「手を動かしながら」TestLinkを体感できたワークショップであった。
(記:坂 静香 / 協力:吉澤 智美)