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イベント報告
 ソフトウェアテストシンポジウム 2012 四国

2012年7月13日(金) 13:00~17:40
於 香川大学研究交流棟5階

ソフトウェアテストシンポジウム 2012 四国

JaSST四国は、2008年から開催され今年で5年目になる。
香川大学での開催という事もあり、他の地域と異なり学生が多い印象を受けた。

JaSST'12 Shikokuの講演は、ソフトウェアのテストや品質について造詣が深く、現場で先進的な取り組みを行っている専門家を講師に招いて行われており、今年は日本ノーベル株式会社の東大輔氏による「もはや自動化しかないのだ!~テストツールの最新情報~」の講演が行われた。
講演では、スマートフォンのテスト種類、自動化ツールのすごいところ、テスト自動化エンジニアについて、経験を交えながら解説があり、テスト自動化の必要性や効果及び、人とツールの役割、テスト自動化ツールの特徴について理解できた。
また、自動テストツールを導入するだけではなく、テスト環境も含めて自動化し運用できるまでお客様の要望に対応していく事が重要であるとの東氏の自動化に対する強い想いが印象的であり、テスト自動化エンジニアとしてのプロ意識に良い刺激を受けた。
本日、東氏の講演を聞いた学生がテスト自動化に興味を持ち、自動化魂を持ったテスト自動化エンジニアとして活躍する日も遠く無いと感じた。

ワークショップセッションでは、香川大学の高木智彦先生による、「Model-Based Testing入門 ~グラフによる振舞いの抽象化とテストケースの設計~」が行われた。まずはModel-Based Testing (MBT)概論に対する説明があった後、実際にグラフにより振舞いを抽象化するワークが行われた。その後、参加者が作成したグラフをプロジェクタで表示して、そのサンプルを元に参加者同士で議論する場もあり、講師、参加者共に気づきが得られるワークとなった。

クロージングでは、松下雄太氏より、「今後もJaSST四国を盛り上げて行きたい」と熱く力強い言葉があり今年も大盛況で閉幕となった。
学生も含め約70名でのJaSST'12 Shikokuに参加し、気づきのある熱い1日を過ごす事ができたと思う。
今後、若いテストエンジニア、テスト自動化エンジニアが四国の地から生まれる事を確信した1日になった。

記:田中 学二(JaSST Kansai 実行委員会)

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